遺伝子変異?人類はなぜお酒を飲むようになったのか


▼私たちはなぜお酒を飲むのか

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世界中の人々に愛されているお酒。たくさん飲んでいい気分に浸り、日々のストレスを癒している人も多いでしょう。
しかしお酒を飲めば、二日酔いなったり行き過ぎた行動をしてしまったりと、何かと欠点が多いのも事実。
では、なぜそんな欠点がありながら、私たち人間はお酒を飲むのでしょう。



▼人類がお酒を飲むようになったきっかけ

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人間がなぜお酒を飲むようになったかを解明するためには、まず歴史を遡り、いつから人間の身体がアルコールを分解できるようになったかを知る必要があります。
アメリカの科学者たちが行った遺伝子調査によると、注目すべき遺伝子変異が約1千年前に起こったとのこと。
当時、我々の祖先は食料が不足していても生存できるように、木から落ちた果物を食べるようになりました。
しかし、地面に落ちて発酵した果物の中にはアルコールが。
そこで人類の祖先は、アルコールを体内で分解することができるように、遺伝子の変異を通じて進化したのではと考えられています。
つまり、最初からお酒をガブガブと飲んでいたのではなく、あくまでも生き残る手段として人類が発達した結果だったのです。



▼お酒は健康にいい

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生きる術として、アルコールを分解できるように進化した人類。
進化の過程でアルコールに適応したということもあってか、健康上のメリットとしてアルコールを摂取することも今では推奨されています。
もちろん暴飲は健康上の不利益をもたらしますが、適量のアルコールを摂取することは心臓病の予防にも繋がると言われており、一概に「お酒は控えるべき」とも言えません。

加えて、アルコールは風邪の予防にも効果があります。
1993年にアメリカで行われた研究では、
  • 喫煙者は風邪にかかりやすい
  • 飲酒者は風邪にかかりにくい
という研究結果が出ています。

またスペインの科学者が行った研究によると、週8〜14杯の赤ワインを飲んだ被験者は、そうでない被験者に比べて風邪にかかるリスクが60%低下したそうです。ワインに含まれる抗酸化物質の影響なのではないかとのこと。
というわけで、お酒の飲み過ぎには注意しながらも、健康体になるためには、日々少しずつアルコールを摂取すると良いのではないでしょうか。



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